この記事では、韓国ドラマ【保健教師アン・ウニョン】主演はチョン・ユミとナム・ジュヒョク!と題し、韓国ドラマ【保健教師アン・ウニョン】(全6話)のキャスト情報やあらすじを紹介して行きます。
【保健教師アン・ウニョン】は、1話あたり50分前後、全6話というショート作品なので息抜きをしたい時にサクッと観るのにおすすめな作品です。
とてもシュールな作品なので好みが分かれるとは思いますが、私は好きな作品でした。
私立高校を舞台に繰り広げられるファンタジーホラー作品です。原作となったチョン・セランさんの同名小説の日本語版も発売され好評です。
シュールで淡々としているけれど、細部まで綿密な設定があり面白いです。
紐解く感じにトラブルを解決していくワクワク感に続編もあるといいなと期待しちゃう作品です。
韓国ドラマ【保健教師アン・ウニョン】の主なキャスト
アン・ウニョン 役・・・チョン・ユミ
原因不明の怪奇現象などに悩まされている私立高校に保健教師として赴任する事になりました。
幼い頃から霊的な存在が見えるウニョンは体調不良などを訴え保健室を訪れる生徒たちに取り憑く存在がある事を知ります。
ゼリー状に見えるソレが学校の至るところに在り、ウニョンは武器のオモチャの銃と剣を片手に生徒を守るべく霊的な存在と戦います。
-チョン・ユミ-
1983年1月18日 釜山広域市生まれ。マネジメントSOOP 所属
2003年に短編映画でデビュー。2005年に映画【親知らず】に出演し注目を浴びました。
映画を中心に活躍している女優さんですが、2012年の【ロマンスが必要2012】や2014年の【恋愛の発見】などで知名度を上げます。
その他、バラエティ番組『ユン食堂2』に出演したり、チェ・ウシクさんとの共演で送るバラエティ番組『ホームバカンス』も2020年10月よりMnetで放送されています。
家事もきちんとこなす素敵な女性ですが、バラエティで時折見せる天然ぶりも魅力的です。
≪主な出演作品≫
【ロマンスが必要2012】、【オフィスの女王】、【恋愛の発見】、【Live】、【ユン食堂】シリーズ、映画【新感染 ファイナル・エクスプレス】、映画【82年生まれ、キム・ジヨン】、映画【ワンダーランド】
ホン・インピョ 役・・・ナム・ジュヒョク
ウニョンの赴任先である私立高校の漢文教師でこの高校の創設者の孫。過去に起きた事故のせいで片足を引きずっています。
創設者である祖父が亡くなった今、この学校を守る存在です。学校に起こる不可思議な現象の原因を突き止めたウニョンと共に学校の平和を取り戻す為にパートナーとして活躍していく存在です。
インピョは自分では気づいていませんでしたが、不思議なオーラに守られ霊的存在の影響を受ける事はありません。
ウニョンが霊的存在との闘いの中でパワーが落ちた時に、インピョと手を繋ぐ事でパワーを復活させる事ができます。
-ナム・ジュヒョク-
1994年2月22日 釜山広域市生まれ。マネジメントSOOP 所属
187cmと長身で、モデルとしてデビューしキャリアを積んだ後、2014年に俳優としてドラマデビューを果たしました。
【恋のゴールドメダル〜僕が恋したキム・ボクジュ】や【ハベクの新婦】での主演を機に日本でも広く知られる様になりました。
見た目がイ・ジョンシンさん(CNBLUE)と似ている事も度々話題となっていました。
≪主な出演作品≫
【まぶしくて】、【ハベクの新婦】、【恋のゴールドメダル】、【麗<レイ>】、【恋はチーズ・イン・ザ・トラップ】、【恋するジェネレーション】、【スタートアップ:夢の扉】
その他の出演者
- マッケンジー 役:ユ・テオ・・・ネイティブの英語の先生で霊的存在が見えている怪しい存在
- ハン・アラム 役:イ・ジュヨン・・・教師
- ソン・アラ(クラゲ) 役:パク・ヒェウン・・・生徒
- ラディ 役:パク・セジン・・・生徒
- オ・スングォン 役:ヒョン・ウソク・・・生徒
- ペク・ヘミン 役:ソン・フィジュン・・・転入生だが人間には見えないダニが出没する場所に現れ、ダニを食べつくす存在
- イ・ジヒョン 役:クォン・ヨンチャン・・・生徒
- ホ・ワンス(ラッキー) 役:シム・ダルギ・・・生徒
- カン・ミヌ(混乱) 役:イ・ソクヒョン・・・生徒
【保健教師アン・ウニョン】のあらすじ
この物語の主人公・アン・ウニョン(チョン・ユミ)は、子供の頃から普通の人には見えないゼリー(霊的存在)が見える体質で、ゼリーの話が唯一通じる友人が一人だけいました。
その友人の伝手で私立高校の保健教師として赴任します。
その私立高校では、原因不明の怪奇現象や生徒がおかしな症状に見舞われる事件が多発していて、ウニョンが見る限り学校に起こっている奇怪な事の原因は全てゼリーのせいでした。
生徒たちを守る為にウニョンはBB弾式のオモチャの銃と虹の剣でゼリーたちをやっつけます。
虹の剣には1回につき使用できる制限時間とBB弾も1回にこめられる個数が決まっています。
ゼリーは、欲望の残り物が作り出すもので汚染されると人に取りついて害を及ぼす存在です。
このゼリーが見える限り、ウニョンは一生このゼリーと戦い続ける生活を送ります。
学校に蔓延るゼリーの出どころを探っていると、地下室に続くドアを発見します。
そこは立入禁止になっていて鍵がかかっていたので、鍵を借りようと警備室に行くと警備員さんは「鍵はホン先生が持っている」と言います。
ホン先生(ナム・ジュヒョク)は、この学校の創設者の孫で創設者だった祖父亡きあと、学校の管理を任されていました。
ホン先生は漢文の教師で若い頃にケガをして片足を引きずっています。
ウニョンは再び地下室に続くドアの前に立ち、意を決した様に、無理矢理鍵を壊し中に入りました。
真っ暗な通路を進んでいくと、次々とゼリーたちがやってきて、ウニョンは虹の剣を振り回しゼリーたちを斬っていきます。
地下室のドアが開いている事に気づいたホン先生も中に進んでいくと、虹の剣を振り回しとても正気とは思えないウニョンを見つけました。
ホン先生が「何してるんですか?」と聞くとウニョンは「今、流行りのズンバを踊っています」と誤魔化します(笑)
しばらくそんなやり取りが続いた後、ホン先生が「せっかくだからもっと見て行きましょう」と2人は更に奥へと進んでいきます。
ホン先生も祖父から引き継いだ書物によって地下室が特別な場所である事は知っていたのですが、中に入った事はありませんでした。
奥に進む中、ウニョンは相変わらずゼリーを斬りつけています。
ウニョンは、悪しきゼリーがホン先生に取りつかないのはホン先生が保護膜の様な素晴らしいオーラに守られているという事に気づきます。
ウニョンはホン先生の保護膜の素晴らしさに一人で感動ています。
奥に進むと更にドアがあり、その奥にまた部屋がありました。
部屋に入ると床に平たい石が置いてあり、その石には圧池石の文字が書かれていました。
どうやら「この石に秘密がありそうだ」とウニョンが思ったのと同時に、ウニョンが止める間もなくホン先生が石をズラしてしまいました。
途端に石で塞いでいた悪しき存在たちが溢れ出た事を悟ったウニョンは急いで生徒たちの元に向かいます。
ホン先生は走れないのでウニョンに暗闇に置いて行かれた形になりました。
生徒たちは狂った様に屋上へと走りフェンスを乗り越え飛び降りようとしていました。
封印が解かれ地上から這い出た醜い化け物が、落ちてくる生徒たちを飲み込もうと大きな口を開けて待ち構えています。
ウニョンが必死で応戦するも敵は強く、虹の剣の制限時間も過ぎ力尽きそうになった時、隣にいた保護膜に守られたホン先生に手を伸ばすとウニョンに力が蘇っていきます。
ウニョンにとってホン先生は充電できる初めての存在でした。
ホン先生のおかげで蘇ったウニョンは、無事に化け物を倒す事に成功します。
学校に蔓延るゼリーや生徒たちにふりかかる災いの数々は、全て学校が建っている場所に問題がありました。
学校の建っている場所に隠された秘密を解き、根本的に解決しないと学校ごと飲み込まれる事になります。
今まで孤独な戦いを続けてきたウニョンと学校を守りたいホン先生は協力し合う事にしました。
学校に災いをもたらしている霊的な存在には、通称:HSP「安全な幸福」という怪しい団体が関わっている事もわかってきます。
ネイティブの英語教師として赴任してきたマッケンジー(ユ・テオ)は、ウニョンと同じ様にゼリーが見える人間です。
しかし、ウニョンと違ってゼリーを採取して悪用している存在でした。
また、マッケンジーがHSPの会員である事が明らかになりました。
ホン先生とウニョンは生徒たちに降りかかるトラブルをひとつひとつ解決しつつ、学校の隠された秘密についても明らかにし、根本解決にたどり着きます。
途中で、学校に蔓延るダニを食べる為だけに存在するキャラクターが現れ、ウニョンと同じ様に持って生まれてしまった悲しい性が描写されています。
【保健教師アン・ウニョン】は、人気作家チョン・セランさんの小説を独特の世界観で映像化した作品です。
ドラマですが、映画作品の様に感じました。
シュールだけどコミカルな部分も多く、クスりと笑える作品です。
ドラマ版には小説にはなかった設定やオリジナルキャラクターもいるそうなので、小説とはまたひと味違うテイストに仕上がっているのかもしれません。
アン・ウニョンというキャラクターについては、小説の方がもっと詳細に描かれているものと思われます。
【保健教師アン・ウニョン】の原作本:保健室のアン・ウニョン先生